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司法書士と司法試験の違い | 受験資格・受験料・合格率・通信講座の価格を比較

公開 2026/10/15 更新 2026/10/15 最終確認 2026/10/03

司法書士試験と司法試験の最も大きな違いは、受験資格です。司法書士試験は、本サイトの確認範囲では学歴や年齢の制限がなく、誰でも受験できます。司法試験は、法科大学院課程の修了、予備試験の合格、法科大学院在学中の学長認定のいずれかが先に必要です。受験料も、司法書士が8,000円、司法試験が31,000円(電子出願)と、23,000円の差があります。司法書士と司法試験について、試験の仕組み、合格率、通信講座の定価を順に整理します。

受験資格は司法書士が制限なし、司法試験は資格の取得が先に必要

司法書士試験の受験に、学歴や年齢の条件はありません。一方の司法試験は、受験資格の取得が出願の前提です。法務省の受験資格の案内によると、司法試験の受験資格を得る方法は次の3通りです。

  • 法科大学院課程を修了する
  • 予備試験に合格する
  • 法科大学院に在学中で、学長の認定を受ける

修了または合格によって資格を得た場合、受験できるのは資格取得後最初の4月1日から5年間です。予備試験は、司法試験の受験資格を得るための別の試験です。司法試験そのものとは区別して扱います。

司法書士の受験資格については、法務省の一次文言を本サイトでは直接確認できていません。伊藤塾の受験案内に制限なしとの明記があり、法務省のページにも制限規定の記載が見つからないことから、制限なしと判断しています。出願の前には、法務省の案内で確認してください。

試験の構成は、司法書士が筆記後に口述、司法試験が4日間の短答式と論文式

どちらも年1回の実施ですが、試験の組み立てが違います。

項目司法書士司法試験
実施機関法務省法務省(司法試験委員会)
受験料8,000円(収入印紙)31,000円(電子出願)、郵送出願は32,000円分の収入印紙
実施頻度年1回年1回・4日間
試験の構成筆記試験(択一午前35問・午後35問+記述2問)のあと、合格者のみ口述試験短答式(民法・憲法・刑法)と論文式(選択科目・公法系・民事系・刑事系)
受験資格制限なし法科大学院修了・予備試験合格・在学中の学長認定のいずれか

司法試験の受験料は、令和8年司法試験の受験案内にもとづく額で、2026年10月3日に確認しました。司法書士の受験料8,000円は、法務省の一次PDFがファイルサイズの都合で直接確認できなかったため、伊藤塾とLECの公表値が一致していることから確認した額です。

試験の詳細は、司法書士試験の概要と司法試験の概要にそれぞれまとめています。

合格率は司法書士5.2%〜5.3%、司法試験41.2%〜45.3%で、数字の直接比較はできない

令和5年度から7年度の合格率は、次のとおりです。

年度司法書士(受験者→合格者)司法書士の合格率司法試験(受験者→合格者)司法試験の合格率
令和7年度(2025)14,418人→751人5.2%3,837人→1,581人41.2%
令和6年度(2024)13,960人→737人5.3%3,779人→1,592人42.1%
令和5年度(2023)13,372人→695人5.2%3,928人→1,781人45.3%

司法書士の合格率は、法務省の公表PDFの受験者数と合格者数から本サイトが算出した値です。司法試験は法務省の結果ページの数値で、令和5年分のみ文部科学省の転載資料との一致を確認して掲載しています。

数字だけを見ると、司法書士が5%台、司法試験が40%台と、8倍前後の開きがあります。しかし、この差を難易度の差とは読めません。司法書士試験は誰でも受験できるのに対し、司法試験の受験者は、法科大学院の修了や予備試験の合格といった受験資格を先に満たした人だけです。母集団が違えば、同じ計算式でも意味が変わります。

予備試験の合格率は、本サイトのデータに掲載がありません。上の表の司法試験の合格率は、予備試験の合格率ではありません。

通信講座は司法書士が5社、司法試験・予備試験が3社に記録がある

講座の有無は会社ごとに異なります。下の表は、本サイトが記録している定価(税込)です。

会社司法書士の講座司法試験・予備試験の講座
ユーキャン司法書士合格指導講座 169,000円(一括払い。標準学習期間15か月)確認できず
スタディングコンプリート(冊子テキスト付)119,500円ほか全5プラン司法試験合格コース139,800円、予備試験合格コース148,000円
フォーサイトバリューセット107,800円(送料別)、デジタルプラン59,800円確認できず
アガルート入門カリキュラム/フル(2027年目標)349,800円予備試験最短合格カリキュラム/フル1,298,000円ほか
クレアール中上級パーフェクトBコース 定価300,000円確認できず
資格スクエア講座なし(2021年向け講座の販売終了を公式サイトに明記)予備試験講座 フルパッケージ講座(12期)877,800円

「確認できず」は、本サイトの確認範囲で講座が見つからなかったという意味です。存在しないと断定するものではありません。本サイトが記録している司法書士講座の定価は、スタディングのミニマム49,500円からアガルートの349,800円までです。司法試験・予備試験の講座は139,800円から1,298,000円まで開いています。

価格差の理由は、本サイトのデータでは特定できません。価格だけで講座の内容は比べられず、講座で合格が保証されるわけでもありません。

司法書士講座は、アガルートの2027年目標フルが349,800円

アガルートの司法書士講座は、本サイトに記録しているプランが「入門カリキュラム/フル(2027年目標)」の1つです。定価は349,800円で、販売期間は2027年6月27日までです。公式ページには、単科の入門総合講義162,800円も掲載されています。

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スタディングの司法書士講座は、コンプリート(冊子テキスト付)の119,500円のほか、ミニマム49,500円、ベーシック69,300円、スタンダード89,100円、コンプリート(冊子なし)99,000円のプランが公式ページにあります。キャンペーンの有無は、本サイトでは確認できていません。

クレアールは、中上級パーフェクトBコースの定価が300,000円です。2026年8月13日の取得時点では、8月割引の期間限定価格として138,000円が表示されていました。この額は変動しうる値で、終了日も公式ページで確認する必要があります。定価とは別に扱ってください。この割引は、本記事の公開時点の価格としては扱えません。

各社の司法書士講座の比較は、司法書士の通信講座比較にまとめています。

司法試験・予備試験講座は、アガルートが4つのカリキュラム、資格スクエアが予備試験のみ

アガルートの講座は、予備試験ルートと司法試験本体向けに分かれています。予備試験最短合格カリキュラムは、フルが1,298,000円、ライトが998,800円です。司法試験向けでは、受験資格を持つ人を対象にしたインプットカリキュラムが447,260円、アウトプットカリキュラムが687,610円です。インプットの価格は、個別ページの所在が確認できなかったため、価格表ページの記載にもとづきます。

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資格スクエアは、司法試験本体の講座がなく、予備試験の対策講座のみです。フルパッケージ講座(12期)は877,800円で、月1回の学習相談、質問対応、論文添削275通が公式ページに記載されています。

スタディングは、2026年8月13日の取得時点で、期間限定価格を司法試験合格コースに128,800円、予備試験合格コースに137,000円と表示していました。この価格は2026年8月31日までで、すでに期限を過ぎています。定価の139,800円と148,000円を基準にし、現在の価格は公式ページで確認してください。

司法試験向けの講座だけを比べたい場合は、司法試験の通信講座比較を参照してください。

教育訓練給付の対象は、司法書士のクレアールだけで確認できた

司法書士講座のうち、教育訓練給付の対象と確認できたのは、クレアールの中上級パーフェクトBコースです。公式のコース名に、対象である旨が明記されています。ユーキャンの司法書士講座は、給付対象講座の一覧に含まれていません。スタディング、フォーサイト、アガルートの講座は、確認できる記載がなく不明です。司法試験・予備試験の講座は、全社とも給付対象かどうかを確認できていません。

給付は、支給要件を満たす場合に支給されます。給付を前提に講座を選ぶ場合は、教育訓練給付が使える講座だけで比較と、申し込み前の公式ページでの確認を併せて行ってください。

2資格を比べたあとに確認すること

次に確認するのは、受験資格を今から満たせるかどうかです。司法書士試験は出願の条件がありませんが、司法試験には法科大学院の修了か予備試験の合格が必要で、受験資格の取得方法によって出願までの手順が変わります。法律系の資格の位置づけは、法律系難関資格の比較にあります。司法書士を行政書士と比べたいときは、司法書士と行政書士の違いも参照してください。

受験料、講座の価格、合格率の数値は、本サイトが確認した時点の情報です。最新の値は、法務省と各社の公式ページで確認してください。

よくある質問

司法書士試験と司法試験で、受験資格はどう違いますか

司法書士試験は、本サイトの確認範囲では受験資格の制限がありません。司法試験は、法科大学院課程の修了、予備試験の合格、法科大学院在学中の学長認定のいずれかが必要です。司法書士の受験資格は法務省の一次文言を未確認で、予備校の記載による間接確認です。出願前に公式案内を確認してください。

司法書士試験と司法試験の受験料はいくら違いますか

司法書士試験は収入印紙8,000円、司法試験は電子出願で31,000円です。差額は23,000円になります。司法試験は郵送出願だと32,000円分の収入印紙が必要です。司法書士の受験料は予備校2社の公表値の一致で間接確認した額のため、出願前に法務省の最新の案内を確認してください。

司法書士試験と司法試験の合格率を比べて、どちらが難しいと言えますか

言えません。令和7年度の合格率は、司法書士が5.2%、司法試験が41.2%です。ただし司法試験の受験者は、法科大学院の修了や予備試験の合格などの受験資格を満たした人に限られます。受験できる人の範囲が異なるため、合格率の数字だけで難易度の優劣は判断できません。

司法試験の通信講座は、どの会社にありますか

本サイトのデータでは、スタディング、アガルート、資格スクエアの3社に記録があります。資格スクエアの講座は、司法試験の受験資格を得るための予備試験の対策講座のみです。ユーキャン、フォーサイト、クレアールには、2026-08-13時点で司法試験・予備試験の講座を確認できませんでした。