資格取得の総費用比較 | 講座価格+受験料の合算を8資格で計算
資格取得にかかる費用は、受験料だけでも通信講座の受講料だけでもありません。この記事では「通信講座の受講料+受験料」を合算した総費用を、実際に計算して比較します。受験料は資格試験の受験料一覧、講座価格の内訳は各資格の資格ページに掲載しているデータをそのまま使い、計算過程も省略せずに示します。
ユーキャン基準で見た総費用(全8資格で講座がある1社)
ユーキャンは今回比較した5社の中で唯一、8資格すべてに講座を持っています。同じ会社を基準に揃えることで、資格による費用差を比較しやすくなります。
| 資格 | 講座価格 | 受験料 | 総費用 |
|---|---|---|---|
| 簿記3級 | 39,000円 | 3,300円 | 42,300円 |
| 簿記2級 | 49,000円 | 5,500円 | 54,500円 |
| FP3級 | 64,000円(通常)/66,000円(CBT模試付) | 8,000円 | 72,000円/74,000円 |
| FP2級 | 64,000円(通常)/66,000円(CBT模試付) | 11,700円 | 75,700円/77,700円 |
| 宅建士 | 64,000円 | 8,200円 | 72,200円 |
| 行政書士 | 69,000円 | 10,400円 | 79,400円 |
| 登録販売者 | 54,000円 | 全国一律の受験料なし | 計算不可 |
| ITパスポート | 26,000円 | 7,500円 | 33,500円 |
たとえば簿記3級はユーキャンの講座価格39,000円に受験料3,300円を足すと42,300円、行政書士は講座価格69,000円に受験料10,400円を足すと79,400円になります。ユーキャンはFP2級・FP3級を単一の「FP講座」として提供しているため、FP3級・FP2級とも同じ講座価格を用いています。登録販売者は都道府県ごとに受験料が異なり全国一律の額が存在しないため、総費用の計算そのものができません。
各社最安の講座を使った場合の総費用
講座選びの選択肢を広げるため、5社の中でもっとも安い講座価格を使った場合の総費用も計算しました。
| 資格 | 最安講座 | 講座価格 | 受験料 | 総費用 |
|---|---|---|---|---|
| 簿記3級 | スタディング | 3,850円 | 3,300円 | 7,150円 |
| 簿記2級 | スタディング | 19,800円 | 5,500円 | 25,300円 |
| FP3級 | アガルート(無料講座) | 0円 | 8,000円 | 8,000円 |
| FP2級 | スタディング | 29,700円 | 11,700円 | 41,400円 |
| 宅建士 | スタディング | 14,960円 | 8,200円 | 23,160円 |
| 行政書士 | クレアール(期間限定/定価不明) | 29,800円 | 10,400円 | 40,200円 |
| 登録販売者 | ユーキャン | 54,000円 | 全国一律の受験料なし | 計算不可 |
| ITパスポート | スタディング | 8,500円 | 7,500円 | 16,000円 |
もっとも総費用が低いのはFP3級で、アガルートの無料講座(3級総合講義)を使うと受験料8,000円のみで済みます。ただし無料講座は有料のフルカリキュラムとカバー範囲が異なる場合があるため、内容は別途確認することをおすすめします。行政書士のクレアールの価格は期間限定価格であり定価が公式ページ上で確認できていないため、キャンペーン終了後は総費用が変わる可能性がある点に注意してください。
資格による総費用の差
ユーキャン基準・最安基準のどちらで見ても、簿記3級とITパスポートが比較的総費用の低いグループ、行政書士とFP2級が比較的高いグループという傾向が見られます。ただし、これは受講料と受験料を単純合算した金額であり、学習内容の難易度やサポートの充実度は反映していません。総費用の低さだけで資格や講座を選ぶのではなく、通信講座の選び方も参考にしながら、自分に合った学習方法かどうかもあわせて確認することをおすすめします。
なお、本記事で「最安」としている講座は、あくまで比較時点で公式ページ上に価格が明記されていた講座の中での最安値です。会社によっては価格がJS描画のページに掲載されているなど、今回のデータ取得で確認できなかった講座もあり、その場合は比較対象から除外しています。総費用を正確に把握したい場合は、最終的に検討している講座の公式ページで最新の価格を直接確認することをおすすめします。
給付金を使うとどう変わるか
教育訓練給付(一般)の対象講座であれば、受講料部分についてさらに実質価格が下がる場合があります。給付対象と確認できた講座それぞれの実質価格を計算した一覧は教育訓練給付の対象講座 実質価格一覧にまとめています。制度の給付率・上限額そのものは教育訓練給付制度(一般)とはで解説しています。
まとめ
資格取得の総費用は、同じユーキャン基準で比較しても簿記3級の42,300円から行政書士の79,400円まで幅があり、最安の講座を選んだ場合はさらに差が広がります。登録販売者だけは受験料が全国一律でないため総費用を計算できません。総費用を比較する際は、教材費や交通費など講座価格・受験料以外の費用も別途かかる可能性がある点、そして期間限定価格は変動しうる点を踏まえて検討することをおすすめします。各資格の詳しいデータは簿記3級・行政書士などの資格ページでも確認できます。
よくある質問
総費用にはどんな費用が含まれていますか
本記事の総費用は「通信講座の受講料+受験料」の合算のみです。教材の追加購入費、模試の別料金、交通費・宿泊費などは含んでいません。実際の負担額はこれより高くなる場合があります。
登録販売者だけ総費用が計算されていないのはなぜですか
登録販売者試験は都道府県ごとに実施され、全国一律の公式受験料が存在しないためです。受講料と受験料を合算する計算そのものができないため、講座価格のみを掲載しています。
一番安く資格を取得できるのはどの組み合わせですか
本記事で計算した「各社最安の講座+受験料」の中では、FP3級がアガルートの無料講座を使うと受験料8,000円のみで総費用8,000円になります。ただし無料講座は内容がフルカリキュラムと異なる場合があるため、講座内容は別途確認することをおすすめします。
教育訓練給付を使うと総費用はさらに下がりますか
給付対象講座であれば受講料部分が下がる場合があります。給付を差し引いた実質価格を講座ごとに計算した一覧は「教育訓練給付の対象講座 実質価格一覧」で確認できます。