CBT方式の資格試験まとめ | 随時受験できる簿記・FP・ITパスポートを比較
資格試験には、年1回や年数回だけ実施される試験のほかに、テストセンターなどで比較的自由な日程を選んで受験できる試験があります。この記事では、本サイトで扱う8資格のうち、随時受験できる実施方式を持つ簿記・FP・ITパスポートをまとめて比較します。公式の呼称は資格によって「ネット試験」「CBT方式」と異なるため、本記事では言い換えずに公式表記のまま掲載しています。
随時受験できる資格の一覧
| 資格 | 公式の実施方式表記 | 受験料 |
|---|---|---|
| 簿記3級 | ネット試験(随時実施)。統一試験(ペーパー)は年3回 | 3,300円 |
| 簿記2級 | ネット試験(随時実施)。統一試験(ペーパー)は年3回 | 5,500円 |
| FP3級 | CBT方式で随時実施(休止期間あり) | 8,000円 |
| FP2級 | CBT方式で随時実施(休止期間あり) | 11,700円 |
| ITパスポート | CBT方式で随時実施 | 7,500円 |
日本商工会議所が実施する簿記検定は、会場で一斉に行う「統一試験(ペーパー、年3回)」と、テストセンターで随時受験できる「ネット試験」の2方式が併存しています。一方、日本FP協会のFP技能検定と、IPAのITパスポートは、公式ページ上で「CBT方式」という表記が使われており、随時実施が基本の試験方式です。
簿記のネット試験: 統一試験と併存する随時方式
簿記検定は、統一試験(ペーパー、年3回)とネット試験(随時実施)の2つの実施方式が選べる点が特徴です。ネット試験は受験料が統一試験と共通(3級3,300円・2級5,500円)ですが、3級は会場が定める事務手数料が別途加算される場合があります。他資格のCBT方式のように主催団体自身が「CBT」と表記しているわけではなく、あくまで「ネット試験」という独自の呼称が公式ページ上で一貫して使われている点が特徴です。本記事では、公式ページの表記をそのまま尊重し、「ネット試験」を「CBT」と言い換えることはしていません。統一試験とネット試験の合格率の違いは簿記のネット試験と統一試験の違いで詳しく比較しています。
FPのCBT方式: 休止期間がある点に注意
FP3級・FP2級は、学科・実技ともにCBT方式で随時実施されています。ただし公式情報には「休止期間あり」という注記があり、システムメンテナンス等の理由で一定期間は受験できない時期が発生することがあります。随時実施だからといって申し込み直前まで待たず、早めに実施スケジュールを確認することをおすすめします。受験資格については、FP3級は実質的に制限がない一方、FP2級は3級合格などいずれかの条件を満たす必要があり、実施方式がCBTで共通していても受験資格の仕組みは級によって異なります。FP3級・FP2級の受験資格や受験料の違いはFP3級と2級の違いにまとめています。
ITパスポートのCBT方式: 全国の会場で随時実施
ITパスポートもCBT方式で随時実施されており、受験料は7,500円で実施回による差はありません。受験資格も特に制限がなく、随時実施というスケジュールの自由度と合わせて申し込みやすい試験といえます。ITパスポートの受験資格や合格率の詳細はITパスポート試験の概要で確認できます。
CBT・随時方式の対象にならない資格
本サイトで扱う8資格のうち、宅建士・行政書士・登録販売者は年1回(登録販売者は都道府県ごとの年1回)の実施であり、随時受験できる方式の対象にはなっていません。宅建士は10月第3日曜、行政書士は11月に固定日程で実施されます。決まった日程に合わせて学習計画を立てる必要がある点が、簿記・FP・ITパスポートとの大きな違いです。
随時受験できる方式を選ぶ際に確認したいこと
随時受験できる方式は、決まった日程を待つ必要がないという点で日程の融通が利きやすい実施方式です。ただし、休止期間の有無や、再受験までの間隔の制限は試験ごとに異なるため、「いつでも受けられる」と思い込まず、公式ページで直近の実施スケジュールを確認することをおすすめします。また、随時実施の試験であっても、テストセンターの空き枠には限りがあるため、希望する日程で必ず予約できるとは限りません。試験直前になって慌てないよう、学習計画を立てる段階で受験予約の仕組みも確認しておくと安心です。通信講座を検討している場合は、簿記3級の通信講座比較・ITパスポートの通信講座比較もあわせて確認してください。
まとめ
随時受験できる試験方式は、簿記のネット試験、FP・ITパスポートのCBT方式の3系統が対象で、公式の呼称は資格によって異なります。宅建士・行政書士・登録販売者は年1回(登録販売者は都道府県ごとの年1回)の固定日程での実施です。随時方式は日程の融通が利く一方、休止期間や再受験間隔の制限があるため、申し込み前に各主催団体の公式ページで最新のスケジュールを確認することをおすすめします。決まった日程の試験と随時実施の試験のどちらが自分に合っているかは、仕事や学業のスケジュールの立てやすさ、直前の追い込み学習がしやすいかどうかなど、人によって判断が分かれるところです。
よくある質問
CBTとネット試験は同じ意味ですか
本サイトが確認した公式情報の範囲では、簿記検定は「ネット試験」、FP技能検定とITパスポートは「CBT方式」という表記が使われています。呼称は異なりますが、いずれもテストセンターなどで随時受験できる方式である点は共通しています。呼び方の違いは主催団体ごとの表記の差であり、本記事では公式表記のまま区別して掲載しています。
随時受験できる試験は年何回でも受験できますか
実施期間内であれば日程を選んで随時申し込める方式ですが、無制限に何度でも受験できるとは限りません。再受験の間隔や休止期間の有無は試験・時期によって異なるため、申し込み前に各主催団体の公式ページで確認することをおすすめします。
随時受験できる試験は決まった日程の試験より合格しやすいですか
合格しやすさを一律に比較できるデータは確認できていません。合格率は試験・回・年度によって変動するため、実施方式の違いだけで難易度を判断することは避けたほうが安全です。
宅建士や行政書士はCBT方式で受験できますか
いいえ。本サイトで確認した公式情報では、宅建士・行政書士・登録販売者はいずれも年1回(登録販売者は都道府県ごとに年1回)の実施であり、CBT方式・随時実施の対象にはなっていません。